■ある日、体のそれぞれが、一堂に集まって体の中で一番偉いのは誰か決めようではないかということになりました。最初に「目」さんがそりゃ私に決まってるでしょう。私が居なかったらテレビも見えないし、周りの景色も、人も見えないでしょう。すると「足」さんがそりゃ違うぞな、私が居なかったら、どこへも行けませんがな。「手」さんが私が居なかったら、字も書けんし物が持てんでしょうが。「口 」さんが私が居らんと話が出来んし、食べ物や,飲み物が体に入らないでしょう。「耳 」、「鼻 」、「腰」・・・・・・・・・・誰かが立ち上がって言いました。それなら一番偉くない奴は誰かな?居た居たお腹の真中で大きな顔をして鎮座ましている奴が、「お臍」さんやないか。お臍さん皆に睨まれて小さくなっていましたら、「乳」さんが皆さん考えて下さい、私たちの体は最初にお母さんのお腹の中で10月10日臍の緒で結ばれ栄養を運んでくれたお陰で大きくなったのを忘れましたか。そのご恩を忘れないために一番いい場所におさまっていてもらってるのでしょう。・・・・・・・・そうだ!そうだ! お「臍」さんが一番偉かったんやなあ!!
★誰も目の前の事に囚われて、周りから受けた恩を忘れてしまうものです。心しなければなりません。