ぼんさんのひとりごと
bonsan no hitorigoto第132話 最近の葬儀
最近は葬儀も様変わりしました。
東京では直葬(直接火葬場へ)が約4割にもなると聞く。
私の寺でも最近家族葬が増えました、お坊さん1人導師のみ
祭祀相続者がなく永代供養の申し込みも増えました。
遺された、送る側の気持ちが優先するあまりに、亡くなった人と、
係わりのあった人々への配慮が薄くなっているように感じられます。 続きを読む »
第131話 フランス同時テロに思う。「地球が苦しんでいる」
先日フランス中心部において6カ所が同時に爆破されるテロが発生した。
130人死亡、350人余の怪我人が出た。
アメリカの飛行機を乗っ取りビルを爆破したことがつい昨日のように、
頭をよぎる。なぜ人間は殺しあうのか?底辺には貧困?、人種差別?
宗教(神)の違いか? 続きを読む »
第130話 落語「一文笛」
11月1日 松山市民会館でご縁の深い愛媛県出身の落語家
林家染太師匠の独演会に招かれまして、ふくよかな体形の
いかにも福を招きそうなお人柄の染太師匠の熱弁で三席
「今どきのおばあちゃん」「ちりとてちん」「一文笛」
友人の笑福亭智之介師匠のマジックで会場は笑いでひっくり返りました。
「一文笛」は師匠を落語の世界へ飛び込ませる決心をさせた奥深い人情噺
古典落語の真骨頂です。笑いの中に涙を誘う最高の演題でした。
第129話 マンション施工不良問題
横浜市都筑区のマンションが施工不良で
傾いた問題で、くい打ち工事をした旭化成建材の
施工データ改ざんが大きく取り上げられ新聞TVを賑わせている。
今から50年ほど前親しい友人から聞いた話ですが、彼はある建築会社に
就職し現場監督として、町営住宅、営業倉庫、個人住宅を担当して
政治家でもある社長に信頼も厚く、無事半年が過ぎました。
第128話 結婚50年(金婚)お祝い
来年の4月に結婚50年(昭和41年結婚)金婚式のお祝いをします。
申し出てくださいと、役場より通知がありました。
顧みれば、いろいろなことがありました、走馬燈のように記憶の映像が
一コマ一コマはっきりと浮かんできます。松前町で結婚し、勤めの関係で
松山市、広島市、宇和島市、松山市、そして現在の松前町に戻りました。
息子も来年49歳 孫は14歳、妻には苦労をかけました、
半世紀の時を共有出来た ことが今更ながら奇跡のような気がします。
今は老いの身を労りつつ幸せを噛みしめています。
第127話 お盆棚経の応対
今年のお盆は殊に暑さが身に堪えました。
檀家各家にお盆の棚経にまわりました。
約束の時間に少し遅れても辛抱強く待っていてくれます。
ご先祖をお迎えするがごとくに、丁重におもてなししてくれます。
初めての檀家のお家にお伺いしました時の事です。、ご両親が急用で外出しており、
20歳くらいの息子さんが留守番をしておりました、仏壇の前でお経を挙げ
お布施を頂戴しようとしましたら、「何ぼぜ」「1000円ほどいただければ
ありがたいのですが」「ほうけ、これ持って帰れや」と言って、ズボンの
ポケットより、くしゃくしゃの1000円札を取り出して床に放り投げました。
拾い上げて、しわを伸ばして、頂戴しました。 続きを読む »
第126話 言い間違えたアナウンサー
あるラジオの放送局で若き女性のアナウンサーが大相撲の
「極り手」を読み上げていました。
下手投げ(しもてなげ)で大関が勝ちました・・・・・
一瞬耳を疑いました。正しくは「したてなげ」です。 続きを読む »
第125話 「足ることを知れ」
ある大寺の和尚が大ホールで3000人余の聴衆の前で
「足ることを知れ」と言う演題でご法話を頂きました。
釈迦世尊の説法そのもので非常に皆さん頷いて感動しておられました。
さてこの和尚は外車を4台所有しています。奥さんは4度目の若いご婦人です。
毎夜のように高級料亭で各界の有志と宴会をしています。
友引の日はゴルフ三昧です。 続きを読む »
第124話 生前戒名
最近生前戒名を希望される人が増えました。
本来戒名は、生前に授与されるのが好ましいのです。
在家の方々は、出家人と違い仏の戒を受けていません。
仏弟子として、仏の戒めを護ることを宣誓して、灌頂を賜り
仏の名を頂くのです、それが戒名と言います。
在家の人は五戒を護ることを誓います。 続きを読む »
第123話 有名神社仏閣に油を塗布
4月4日奈良西国8番札所、真言宗豊山派総本山長谷寺、7番札所 岡寺に
油のような物が付着、国宝や重要文化財を狙っての悪戯か?
愉快犯か?それから各地の有名神社仏閣が狙われて、捜査もままならず、
犯人は今だ確定しておりません。 続きを読む »