ぼんさんのひとりごと

bonsan no hitorigoto

ぼんさんのひとりごと

第47話 飲み込んだ縫い針

十年ほど前の話になりますが、私の実際に体験したことです。

毎年新年のご祈祷を1月9日に行います。組祈祷と申します。 大字大間には9組ありまして、各組の宿を決めて、そのお宅でご祈祷をします、9軒回るわけです。
ご祈祷の後組の新役員を選出し、組の相談事をするのです。 続きを読む »

第46話 予知能力

■昭和21年12月20日夜に発生した、南海道地震の記憶が甦ってきます。
末の弟がこの年の4月26日に生まれて、母と私(小学校1年生)と3人が奥の6畳の間で寝ていました。
父は毎月20日の夜は石手寺へお大師さんの御通夜で泊まります。
この日母がいつも西向きに寝ているのに、今夜は東向きに寝ようかね!と言いました。 続きを読む »

第45話 石の童子仏

■石彫をはじめて20年になります。約400体作りました。その一部はギャラリーで紹介しています。朝日新聞に紹介されたのが17年前、励みになり平成2年読売テレビで、全国に放映され、沢山の方から所望され、北海道から九州まで送らせていただきました。それぞれの所で、息づいてくれています。048 続きを読む »

第44話 策士

■何でも反対する人がいました。
この人を説得する為に何人もの人が毎日通いました。
でもやっぱりだめでした。
そこで村の長に相談に行きました。
「こうしたらええがな!とにかく反対したいのやから、してもらう事の反対のことをお願いにゆくのやなあ!
そうしたらこちらのしたいことがOKもらったのと同じやろ」 続きを読む »

第43話 どじょうの話他

■ある博士の先生が村にやって来て、講演会を開きました。

どじょうの話をしました。話し終わって質問はありませんかと聞かれました。
「先生どじょう!どじょうと言われましたが、シマ泥鰌ですか?それともホトケ泥鰌のことですか?」
「私は土壌の話をしたのですが・・・・・・」
難しい言葉で学問のあるところを見せびらかすのも良いですが、相手のレベルに合わすことも必要です。 続きを読む »

第42話 数字の不思議?

☆両親の誕生日と子供の誕生日がある数字の合成で見事に当ったのです!!
1927年01月31日と1939年06月19日生まれの親から1967年07月05日に長男が生まれました。 続きを読む »

第41話 保険会社の言い分と私の言い分

年金保険をかけていました。ところが、その会社の経営がうまくいかず、外国の会社に身売りしました。
そして、新しい会社の責任者が、やって来て利率を大幅に引き下げると言うのです。 続きを読む »

第40話 「和」について

★皆さんは「」を漢和辞典で引くとき禾(のぎ)へんで引きますか?
出てきませんよ!!
」へんですよ! 昔は 「」のように書いていました。
意味は、やわらぐ、やわらげる、なごむ、仲直り、和議、とあります。平和、調和、親和、和顔、穏和、講和などと使われます。 続きを読む »

第39話 岩崎家(三菱)家憲

1.小事にあくそくたるは大事成らず。宣しく大事業を経営するの方針を執るべし。
2.一たび着手せし事業は必ず成功を期せよ。
3.決して投機的な事業を企つるなかれ。
4.国家的観念を以てすべての事業に当たれ。
5.奉公至誠の赤心は寸時も忘るべからず。
6.勤倹身を持し、慈恵人を待つべし。
7.よく人格技能を鑑別し、適材を適所に用いよ。
8.部下を優遇し、事業上の利益は成るべく多く彼等に分与すべし。

★古いかも知れませんが、私はこの家憲が好きです。だからずーと私の自動車は三菱です。

第38話 私の記憶に残る作品

★たどたどし母の便りや春の雪
これは私が大阪のシャープ電機に就職した頃(18歳)郷里の母から貰った手紙の事を詠んだものです。
馬酔木(俳句雑誌)に投句し水原秋櫻子選に入った句です。 続きを読む »