■人間の手を加えないことを「自然」と言うのですが、この自然という語、実は仏教語なんですね。ただし仏教語では「じねん」と読み、他からのなんの 力も加えられることなく、ありのままの姿を見せている「真理 」という意味を持っています。ところで、自然には七人の名医がいることをご存知ですか?
★第1は「日光」という名医です。 あなたは一日、どれだけ日光に当たっていますか?
★第2は「空気」という名医です。 1分でも空気がなくなると大変なことになります。あなたは、汚染されていない、さわやかな空気の中にいますか?特にタバコを吸う方は、1本で4分30秒命が縮み、肺ガンの発生率が吸わない人の5~6倍高いとのこと。お気をつけください。
★第3は「水 」という名医です。 私たちの体のほとんどは水で出来ています。工場排水や合成洗剤で汚ていない、おいしい水を飲みたいものです。
★第4は「食物」という名医です。 世の中がどれほど進んでも、自然から生まれた食べ物こそ健康に一番です。そういえば「癌」という字は、品物の山で病気になると示しています。
★第5は「運動」という名医です。 老いは足からと言います。植物は根が腐ると枯れてしまいます。あなたの足腰はいかがですか?
★第6は「休息」という名医です。 外国の人が言っていました。「働きすぎの日本人、カワイソウデスネ」と。
★第7は「精神」という名医です。 病は気から、あるいは気の病とも言いますが、私たちに必要なのは、物の豊かさではなく、心の豊かさです。
■自然の名医は私たちに無限の力を与えてくれるはずです。お釈迦様も、「自然の名医」を大切になさったかたでした。
(ぶっきょうスクール)より 転載