十年ほど前の話になりますが、私の実際に体験したことです。

毎年新年のご祈祷を１月９日に行います。組祈祷と申します。　大字大間には９組ありまして、各組の宿を決めて、そのお宅でご祈祷をします、９軒回るわけです。
ご祈祷の後組の新役員を選出し、組の相談事をするのです。

この組祈祷の日の出来事でした。肛門の辺りがチクチクするのです。以前の痔が再発したのかなあ？
明日は日曜日なので明後日にも病院に行こうと決めましたが、痛みが益々ひどくなりますので、ご祈祷どころではありません。
しかし、何とか９軒を済ませて、無事ご祈祷が終わったことを、ご本尊様に報告しました。うちのお寺の本尊は薬師如来です。

すると、間もなく便意を模様してまいりました、便所で便の中に縫い針を見つけました。糸が１０ｃｍほどついていました。肛門の痛みが取れました。

この縫い針は口から入ったものに違いありませんが、昨夜からの食事を一つ一つ思い出してみました。
すると昨夜ラーメンを食べました、もやしが沢山入っていました。
噛まずに飲み込んだのでした。
ご祈祷が組の人らの家内安全はもとより、私の命を救ってくれたのでした。
縫い針は消毒して今も大事に保管しています。