「どんどやき」の呼ばれ方
(五十音順)
- あわんとり(千葉県南部・茨城県南部)
- お焚き上げ(神社で行事としてする場合)
- 鬼火、鬼火焚き(九州)
- おねっこ(宮崎県、鹿児島県)
- おねび、おねび焼き(九州の一部)
- おねぶ焚き(九州の一部)
- おんべ焼き(単におんべとも)
- 御柴灯(おさいとう)
- かあがり(長野県南佐久郡小海町、南佐久郡南相木村、北相木村)
- かんじょ(新潟県村上市岩船)
- さいと焼き(神奈川県横須賀市鴨居八幡)
- さぎっちょ(富山県、石川県、福井県、岐阜県、高知県、福岡県八女市、京都府京都市左京区)
- しんめいさん(広島県東広島市安芸津町)
- 道祖神祭り
- とうどうさん(愛媛県東予地方)
- とんど(奈良県、広島県、岡山県)
- とんど焼き(近畿とその周辺、東京都)
- とんど正月(兵庫県播磨地方)
- どんと
- どんどや(九州)
- どんど焼き(山梨県の一部地方、愛知県の一部地方)
- どんど焼き(群馬県、愛媛県南予地方)
- とんどさん(鳥取県、島根県)
- どんどん焼き(山梨県の一部地方)
- ほうげんぎょう、ほっけんぎょう、ほんげんぎょう(九州北部)
- やははいろ(東北)
「どんど焼き」とは小正月(こしょうがつ=1月15日)の行事で、正月の松飾り・注連縄(しめなわ)・書き初めなどを家々から持ち寄り、一箇所に積み上げて燃やすという、日本全国に伝わるお正月の火祭り行事です。神事から始まったのではありましょうが、現在では宗教的意味あいは少なくなっています。
一般的には、田んぼや空き地に、長い竹(おんべ)や木、藁(わら)、茅(かや)、杉の葉などで作ったやぐらや小屋(どんどや)を組み、正月飾り、書き初めで飾り付けをしたのちそれを燃やし、残り火で、柳の木や細い竹にさした団子、あるいは餅を焼いて食べるという内容で1月15日前後に各地で行われます。
どんど焼きの火にあたったり、焼いた団子を食べれば、その1年間健康でいられるなどの言い伝えもあり、無病息災・五穀豊穣(むびょうそくさい・ごこくほうじょう)を祈る民間伝承行事です。