長嶋茂雄さんが還暦を迎えた時「初めての体験ですので何と言っていいか分かりません」
とコメントしたとか?老苦、病苦も初めての体験で心配ばかりが先行して心定かではありません。
理屈で分かっていても、当事者になって初めて、その実態を知るのです。
若いということ、健康であるということ、無くして初めて、その有難さを知るのです。
そして、同じ苦しみにあっている人々の現状を理解できるのです。
この二年間肝臓癌の治療,四度、胃の静脈瘤の治療を行い、多くの医療関係者の献身的な
努力により、元気に仕事ができる体に戻してくれました。
右の耳が難聴になり、坐骨神経痛が出てきました。
老人や病人は私には関係ないような思いでいました過去の自分が恥ずかしくなりました。
やっと79歳になって目が覚めました。
これからは、老を受け入れ楽しいことはできないか、病気も受け入れ、今まで自分の内臓を痛めつけた
詫びを言い、労りながら、仲良く付き合ってゆこうと思います。