ぼんさんのひとりごと

bonsan no hitorigoto

ぼんさんのひとりごと

第164話(ご先祖を粗末にした酬い)

最近の若い人は、先祖との付き合い方が解らないと言うか

ご先祖の恩に酬いるということが解らないのか死んだ人には

何の係わりもなかったとして、財産は権利として全部貰い、

供養はお寺に永代供養として預けこれでお終い。

ご先祖が苦労して築き上げた財産を自分だけの享楽に使い。

さて、早速に現れました、訳の分からない病気になりました。

どこの医者に診てまらっても原因が分かりません。

美しいご婦人だった奥さんが、獣のような眼をして座っている姿は

見るに忍びない光景でした。

私はキツネが憑いた犬神が憑いたと云うようなことは迷信だと思っていました。