ぼんさんのひとりごと

bonsan no hitorigoto

ぼんさんのひとりごと

第17話 親孝行も勇み足

■昭和34年の4月10日今の天皇陛下、当時の皇太子と美智子様のご成婚の日でした。
私が大阪の早川電機工業株式会社、(今のSHARP)に入社1年余まだ白黒テレビが10万円ぐらいする頃です。私の月給が7,400円でした。SHARPがはじめて60,000円のテレビを売り出しました。
社員販売で42,000円 にしてくれるので、3年月賦で思い切って両親に送りました。 続きを読む »

第16話 戦後間もない頃のこと

小学校3年生の頃でした。PTA会費を月30円納めなければならないのに、今日も忘れました。その次の日も忘れました。と先生に言い訳をして、先生に心配をかけ、君は物忘れしたことのない子なのにどうしてそんなことを言うのか不思議に思っていたらしい。  続きを読む »

第15話 家庭内宗教戦争

おじいちゃんが死にました。さあ大変!葬式をどうするかで親戚中が集まり揉めています。
おじいちゃんは天理教の熱心な信者でした。
おばあちゃんは、創価学会の信者です。
長男はご先祖が祭られている、近所の仏教(真言宗)の寺院の世話役をしています。
長男の奥さんはキリスト教を信奉しています。
次男は外交官でイスラム教の信者です。次男の奥さんはサウジアラビア人です。 続きを読む »

第14話 僕は、ガラス割ってません!

■私の小さい頃、三角ベースの野球をしていました。ボウルは手づくりのもので、グローブも布のものでした。バットは木の枝です。
餓鬼大将のあつし君が大きいホームランを打ちました。近所の窓ガラスにあたり「ガチャン!」と大きな音がしてみんな驚いて逃げました。 続きを読む »

第13話 奇跡は起こった

■ある宗教者が信者を数万人集めて言った。「これから奇跡を起こすぞ!」人々は固唾を飲んで、見守っていました。「あそこの山をここへ連れてくるからな!よく見ておれよ」「おーっ」「山よ聞こえるか?聞こえたら返事せよ?今ここへおいで!」三度呼んでも返事はないし、いっこうに来る気配もありません。「このインチキ坊主めが」と口口にののしりはじめました。「そうだ、山が来ないのなら、我々が山へ向かって歩いてゆこう。」
幸せは歩いてこない、だーから歩いてゆくんだよ・・・・・・・・こんな演歌がありましたなあ!

第12話 幼児虐待の母

■最近実の母が我が子を虐待するニュースがテレビで流れます。裁判になった例もあり、殺人容疑で顔写真が出ます。目つきの悪いお母さんが画面いっぱいに映し出されます。あの顔あの目つきの悪さは、悪人面よなあ!世間の人はこう噂していました。それから数ヶ月後、またその若いお母さんがテレビに出て、レポーターに「みんなが私の目つきが悪いと言いますので、眼を整形しました。」と。

何かこのお母さんは勘違いをしているのではないでしょうか?心の醜さは簡単に整形できませんよ!

第11話 よその子を叱ったら

■近くの集会所で小学生の男の子が三人遊んでおりました。二階の踊り場の手すりにぶら下がったり、すべり降りたりしてふざけておりました。「こらっ!危ないから止めんか!」子供らはクモの子を散らすように逃げてしまいました。 続きを読む »

第10話 包丁を万引きした中学生

■私があるスーパーの店長をしていたときの出来事です。土曜日の午後だったと思います。 続きを読む »

第9話 壊れたグラス

■麻衣ちゃんは小学校の2年生です。夏休みのある日、一人でお留守番をしていました。お母さんは行商に行っています。もうすぐ帰ってくる時刻です。今日は靴を買ってきてくれる日です。 続きを読む »

第8話 僕、大きくなったら犬になりたい!

■小学校二年生の健太君、お母さんと二人暮し、昨年お父さんを交通事故でなくしました。今日は授業参観日です、お母さんはパートのお仕事を休んで学校へやって来ました。
丁度健太君の授業がはじまったところでした。 続きを読む »

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