ぼんさんのひとりごと

bonsan no hitorigoto

ぼんさんのひとりごと

第33話 真昼の行燈(あんどん)

■まず行燈について説明します。
行燈とは、木や竹で枠を造り紙を貼って中に油皿を入れ火を灯す具。とあります。
つまり今で言う電気スタンドでしょうか。
さて、「真昼の行燈」とは、明るい昼間に明かりを点けても何の役にもたたぬの意味。
間抜けな人、もしくはアホな人をさして言いました。 続きを読む »

第32話 マスクメロンとプリンスメロン

■北海道夕張のマスクメロンが届きました。
古い友人からです。孫の有紗ちゃんにこのメロンの話をしてやりました。
網の目のような美しい模様がメロンの王様の貫禄を示しています。
「この模様はね、メロンがひび割れてその傷を一生懸命に治した姿なんよ!」 続きを読む »

第31話 紫陽花と松葉ぼたん(日照り草)

■今境内に色とりどりの紫陽花が咲き誇っています。今日は雨だからです。
日照り草はうなだれています。太陽の光を待ち望んでいるのです。
昨日は元気に赤や黄色、ピンク、白と大きな花を咲かせていましたのに!
毎年種が落ちて踏まれないところに群生するのです。野良生えなのです。 続きを読む »

第30話 魚釣りをきっぱり止めた訳!

■小さい時から魚釣りが好きで近くの重信川へ良く釣りに行きました。
ハヤ、鮒、鮎、鯉、鯰など面白いほど釣れました。そんな私が、25年前きっぱりと釣りを止める決心をしました。それは僧侶になったからではありません。
ある日寒鮒を釣ろうと思い畑でミミズを取って川に行きました。小さなミミズが釣り針に刺されるのを嫌がって体をよじって抵抗します。
この時、もし私がこのミミズだったら・・・・・・と。頭をよぎりました。
今まで何とも思わなかったこんな仕草がミミズの命がけの姿で私に命の尊さを教えてくれました。

第29話 お庭のないお菊おばあちゃんにプレゼント!

■この間から庭のことで公園にも姿を見せなくなったお菊おばあさんの為に仲間のみんながこんな提案を持ち出しました。
あそこの無人駅のホームにお花畑を作らせて貰ったらどうでしょうか?
早速電鉄会社に交渉に行きました。 続きを読む »

第28話 何気ない一言が・・・

■ある日公園で仲良し老人数人が話しに花を咲かせていました。
「一雨ごとに木々も新芽が出揃って良い季節になりましたなあ!」
「風が爽やかに感じられますね!」
「庭に草が茂って毎日草引きにおわれ困っています。」 続きを読む »

第27話 糖尿病と食事療法

■昨年糖尿病で入院しました。血糖値がなんと600もありました。HbA1c11.9でした。
3週間インシュリンの注射をお腹へ打ちながら食事療法で体重10kg減量に成功しました。
あちこちの検査や教育で今までの身体に対する認識ががらっと変わりました。 続きを読む »

第26話 売れ残りは惣菜部ヘ回しなさい!

■あるスーパーマーケットの楽屋裏の話
鮮魚売り場でのこと、アジが数尾売れ残りました。このままでは、鮮度が落ちて、売り物になりません。
上司に相談しました。「惣菜部ヘ回しなさい、焼き魚にして売ってもらいましょう!」 続きを読む »

第25話 製造月日が明日になっていたお惣菜

■あるスーパーマーケットのお惣菜を買おうとして製造月日を確認しました。
すると明日の日付になっているのに驚きました。 続きを読む »

第24話 牡丹はいつ香る?

立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花と申しますが、今日は姿の美しさでなく香りについて調べてみました。
真言宗豊山派の本山奈良の長谷寺には7000本余の牡丹が咲き誇ります。その花の香りは朝も早いうち花が開きかけた時に漂ってきます。開いてしまった日中には香りはありません。
夕方になってしぼみかけますと香りが強くなります。 続きを読む »

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