ぼんさんのひとりごと

bonsan no hitorigoto

ぼんさんのひとりごと

第14話 僕は、ガラス割ってません!

■私の小さい頃、三角ベースの野球をしていました。ボウルは手づくりのもので、グローブも布のものでした。バットは木の枝です。
餓鬼大将のあつし君が大きいホームランを打ちました。近所の窓ガラスにあたり「ガチャン!」と大きな音がしてみんな驚いて逃げました。 続きを読む »

第13話 奇跡は起こった

■ある宗教者が信者を数万人集めて言った。「これから奇跡を起こすぞ!」人々は固唾を飲んで、見守っていました。「あそこの山をここへ連れてくるからな!よく見ておれよ」「おーっ」「山よ聞こえるか?聞こえたら返事せよ?今ここへおいで!」三度呼んでも返事はないし、いっこうに来る気配もありません。「このインチキ坊主めが」と口口にののしりはじめました。「そうだ、山が来ないのなら、我々が山へ向かって歩いてゆこう。」
幸せは歩いてこない、だーから歩いてゆくんだよ・・・・・・・・こんな演歌がありましたなあ!

第12話 幼児虐待の母

■最近実の母が我が子を虐待するニュースがテレビで流れます。裁判になった例もあり、殺人容疑で顔写真が出ます。目つきの悪いお母さんが画面いっぱいに映し出されます。あの顔あの目つきの悪さは、悪人面よなあ!世間の人はこう噂していました。それから数ヶ月後、またその若いお母さんがテレビに出て、レポーターに「みんなが私の目つきが悪いと言いますので、眼を整形しました。」と。

何かこのお母さんは勘違いをしているのではないでしょうか?心の醜さは簡単に整形できませんよ!

第11話 よその子を叱ったら

■近くの集会所で小学生の男の子が三人遊んでおりました。二階の踊り場の手すりにぶら下がったり、すべり降りたりしてふざけておりました。「こらっ!危ないから止めんか!」子供らはクモの子を散らすように逃げてしまいました。 続きを読む »

第10話 包丁を万引きした中学生

■私があるスーパーの店長をしていたときの出来事です。土曜日の午後だったと思います。 続きを読む »

第9話 壊れたグラス

■麻衣ちゃんは小学校の2年生です。夏休みのある日、一人でお留守番をしていました。お母さんは行商に行っています。もうすぐ帰ってくる時刻です。今日は靴を買ってきてくれる日です。 続きを読む »

第8話 僕、大きくなったら犬になりたい!

■小学校二年生の健太君、お母さんと二人暮し、昨年お父さんを交通事故でなくしました。今日は授業参観日です、お母さんはパートのお仕事を休んで学校へやって来ました。
丁度健太君の授業がはじまったところでした。 続きを読む »

第7話 「便利」って仏教語?

■「何かと便利な世の中になりましたねえ」などと、「都合のよいこと」や、「手をかけずにたやすくできること」の意味でつかわれている、この「便利」という言葉、実は仏教語なんですね。

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第6話 彼岸花をどうして曼殊沙華(まんじゅしゃげ)と言うの?

■manjussakaの音写。如意花・檻花などと漢訳する。白色柔軟で、これを見る者はおのずから悪業を離れるという。天神が意のままにこの花を雨のように降らせると考えられる天界の花。日本では彼岸花のこと。

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第5話 あるおばあちゃんの天国と地獄

■小さい借家におばあちゃんと息子夫婦、孫二人が生活していました。息子夫婦がよく働き、やっと庭付きの家を新築できました。玄関横の陽あたりのいい部屋で和室で六畳を「おばあちゃんの部屋ですよ」といってくれました。うれしくて涙が出ました。天国にいるようでした! 続きを読む »

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