ぼんさんのひとりごと

bonsan no hitorigoto

ぼんさんのひとりごと

第8話 僕、大きくなったら犬になりたい!

■小学校二年生の健太君、お母さんと二人暮し、昨年お父さんを交通事故でなくしました。今日は授業参観日です、お母さんはパートのお仕事を休んで学校へやって来ました。
丁度健太君の授業がはじまったところでした。 続きを読む »

第7話 「便利」って仏教語?

■「何かと便利な世の中になりましたねえ」などと、「都合のよいこと」や、「手をかけずにたやすくできること」の意味でつかわれている、この「便利」という言葉、実は仏教語なんですね。

続きを読む »

第6話 彼岸花をどうして曼殊沙華(まんじゅしゃげ)と言うの?

■manjussakaの音写。如意花・檻花などと漢訳する。白色柔軟で、これを見る者はおのずから悪業を離れるという。天神が意のままにこの花を雨のように降らせると考えられる天界の花。日本では彼岸花のこと。

続きを読む »

第5話 あるおばあちゃんの天国と地獄

■小さい借家におばあちゃんと息子夫婦、孫二人が生活していました。息子夫婦がよく働き、やっと庭付きの家を新築できました。玄関横の陽あたりのいい部屋で和室で六畳を「おばあちゃんの部屋ですよ」といってくれました。うれしくて涙が出ました。天国にいるようでした! 続きを読む »

第4話 あるおばあちゃんのお話

■スイミングスクールに通う80歳のシゲコおばあちゃん。
お孫さんの真美ちゃんが指導員にお願いした事とは?
★80歳になるシゲコおばあちゃんが、ある日、小学校6年生のお孫さんの真美ちゃんに言いました。
「真美ちゃんの通っているスイミングスクールにおばあちゃんも連れてってほしいなあ」
「えーツ!おばあちゃんは80歳だよ。泳ぐなんて無理無理!」 続きを読む »

第3話 体の中で一番偉いのは誰でしょう?

■ある日、体のそれぞれが、一堂に集まって体の中で一番偉いのは誰か決めようではないかということになりました。最初に「目」さんがそりゃ私に決まってるでしょう。私が居なかったらテレビも見えないし、周りの景色も、人も見えないでしょう。すると「足」さんがそりゃ違うぞな、私が居なかったら、どこへも行けませんがな。「手」さんが私が居なかったら、字も書けんし物が持てんでしょうが。「口 」さんが私が居らんと話が出来んし、食べ物や,飲み物が体に入らないでしょう。「耳 」、「鼻 」、「腰」・・・・・・・・・・誰かが立ち上がって言いました。 続きを読む »

第2話 遺産相続の19頭の牛の話

■昔昔ある所に真面目なお百姓さんがおりました。息子が三人おりまして19頭の牛を長男に1/2 次男に1/4、三男に1/5分けてやってくれと言い残して死にました。牛は生き物ですから殺すわけにもいきませず困り果てて、村の長老に相談しました。
「簡単なことよ!うちの牛を1頭貸してあげるから連れて帰れやのう、貸すだけやからもどしてや」
1頭借りると、合計が20頭になりました。20頭の1/2は10頭、 20頭の1/4は5頭、20頭の 1/5は4頭、合計19頭、1頭余りました。借りた牛を返しに行きました。
親父は三人の息子に困った時には近所の人らに相談して仲良く暮らせよと教えたのでしょう。学校で学んだ知識も大切ですが、生活の中で経験した智恵が勝る時があります。

第1話 自然には七人の名医がいますよ!

■人間の手を加えないことを「自然」と言うのですが、この自然という語、実は仏教語なんですね。ただし仏教語では「じねん」と読み、他からのなんの 力も加えられることなく、ありのままの姿を見せている「真理 」という意味を持っています。ところで、自然には七人の名医がいることをご存知ですか?

続きを読む »

2 / 212