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亡き父母からの手紙

明日は私の81歳の誕生日、古い書棚を整理していたら、高校を卒業し大阪の早川電機工業(株)現在のシャープ電機(株)に就職して間もなくの父母からの手紙が出てきました。63年前になります。私の宝物です。転職しても大事に保管していました。カルピスの箱に入れて。父の冒頭の文「冠省18日付けのお手紙受取りました。二つの小包着いたとの事で安心しました。
19日の君の誕生日には小豆飯をたいて神棚へまつり祝いました。」・・・封書の切手が10円です。電話、スマホのない時代手紙が唯一の通信手段でした。父母をなくしてもう42年なりますが、18歳のわが子を身寄りのない大阪の大都会に送り出した親としての心配だったのでしょう。お陰で良い友、良い先輩、良い上司に恵まれ楽しい青春時代を過ごせました。
当時の月給七千四百円でした。その中から五百円を七つ下の弟にと送金していました。

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