ぼんさんのひとりごと

bonsan no hitorigoto

ぼんさんのひとりごと

第104話 写経の縁

■写経教室の受講者が3箇所で37人います。
それぞれ仏の救いを求めて集いし人々です。ただ「般若心経」を書き写す行為だけですが、同じ思いで集まった人々には心が通うのかすぐに親しくなりもう23年も通い続けておられる方もいます。
15年生、12年生、7年生、6年生と月2回の教室にこんなにも魅力があったのかなと考えさせられます。

■この頃は写仏も始めました、仏さまのお姿を書き写す時、知らず知らずに自分の姿が仏のように変化ししているのにはっとします。

■ご高齢の方もいますので悲しい別れもあります。ご家族に思わぬ不幸が舞い込むこともあります。そんな時家族のように、悲しみ、涙を流し
人生の一時でも一緒に写経が出来たことを感謝しています。

■縁が縁を繋いで網のように仏の光が広がってゆきます。次の教室の日が待ちどうしいのは私だけでしょうか、この頃は小話を挟むようにしています
退屈をせぬように、また貰い物があれば分け合うようにしています。

■どうぞ、写経をしてみようかなと迷っている方がいましたら、一度気軽に覗いてみてください。素晴らしい世界がそこには広がっています。